iBook の帰還
04 Dec 2008
起動不能に陥った iBook G4(Late 2004 というらしい)が修理から戻ってきたので記録。
- WED, 19 NOV
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夜、三年半に渡って快調に作動していた iBook が突然フリーズ。再起動も中断されるので CD からの起動を試みる。最初の CD 起動のみ幸運にも成功したので Hardware Test を実行するも問題無しと判断される。この時点でシステム関連のファイルが破損したのだろうと判断、再インストール用 CD からの起動を試みるも起動途中でフリーズ、ということは HD の無罪確定? その後は強制終了と再起動の繰り返し、フリーズのタイミングは変化するが再び起動することは無かった。もう自分の手には負えないと諦める。
- THU, 20 NOV
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家業での簡単な事務処理用に、久しぶりの ThinkPad 560X を用意する。しばらく放置状態だったが無事起動して一安心。作業機として使用していた頃でさえ結構な旧型機で、スペック的には相当見劣りするのだが、無駄を省いた LFS/FVWM2 構成はそれなりに快適。M+ BITMAP FONTS の未熟なドット配置を見つけては憂鬱になる。この旧作業機、心情的には NetBSD を入れたかったのだけど、簡単に済ませたくて Linux にした経緯がある。初代機から数えれば、もう六年以上前の話。
おくさんにはそれとなく事の重大性を訴え、最悪の事態(作業機の買い替え)も覚悟しておいてもらう。嘘の無い範囲で少々大袈裟に。
- FRI, 21 NOV
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Ethernet カードを発掘、560X からもメールチェックが可能になった。全てのメールを Gmail に集約しているので、こんな時には助かる。でも動作速度的に Firebird は常用したくない感じ。
- SUN, 23 NOV
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web 上で Genius Bar の予約状況を確認するも空きは無し、とりあえずキャンセル待ちを期待して息子 T とアップルストア銀座へ(息子 S は家で宿題と格闘中)行ってみたが、遅い時間しか取れないようなので諦める。その間 T は四階の子ども用展示機に入っていた WingNuts 2 に夢中。面白そうだったので帰宅後に Full Demo を Mac mini にダウンロード。十数回の回数制限はあるものの正式版と変わらないゲームができる様子。オンラインで $29.95 とのこと、飽きずに楽しんでいるようであれば購入してあげようかとも思う。とりあえず tips の覚え書き。
- 左右旋回:← / →
- 加速:↑
- ストレーフ(機銃掃射):↓ + ← / →
- ループ:control
- ミサイル発射:Space
- ボム投下:option
- 5 面マップ左側の湾に沈んでいる難破船を爆撃:B-2 ステルス爆撃機入手
- 25 面マップ最上部のピラミッド付近を爆撃:バットプレーン入手
- メインメニュー時に "cheats" と入力:オプション選択画面(Infinite で無制限設定)
忘れずに 26 日の Genius Bar を予約しておいた。
- WED, 26 NOV
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アップルストア銀座 Genius Bar でも、無事(?)起動不能が再現される。店内のリペア用外付け HD からも起動しないのだが、内蔵 HD の不良が一番疑わしいとの事、頭の中に小さな「?」が点灯。とりあえずそれで済めば 22,680 円、ロジックボードの交換になると修理代金の上限設定 45,150 円、その場合は連絡が来る予定。実はロジックボードの交換必須で 10 万円超の修理見積もりを予想、おくさんの承認も得て新型 MacBook バックライトキーボード付を購入する気満々だったが、予想外の良心的価格設定に少々がっかり。HD 交換となっても M+ FONTS 関連のファイル群は最新版が cvs 上に commit 済みだし、web、weblog 類のファイルも全てサーバ上に残っているのでまあ安心。ただ幼かった頃の子どもたちの写真の一部が消失し、iTunes に貯め込んだ 18GB くらいの CD データを変換し直す事を考えると憂鬱。
- FRI, 28 NOV
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Genius Bar から電話、HD 交換をしても起動しないため修理センター扱いに変更。修理代金は上限設定の 45,150 円になるという事で、今までちょっとだけ我慢してきた些細な不具合をいくつか伝える。分解ついでのちょっとした追加作業で解消されれば嬉しい。最終的に HD の交換が必要だったかどうかは、戻って来ないと分からないらしい。修理代金は一緒なのでせっかくなら HD も新しくなった方が安心、という気持ちもある。喪失感はあっても一からやり直す事ができる新鮮な気分も捨て難い。
- WED, 03 DEC
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修理完了の連絡を受け、アップルストア銀座 Genius Bar へ。結果的に HD 交換は不要との判断で、データ類は全て無事に戻ってきた。OS 部分は上書きされているらしく、所々で初期設定に戻っている動作がある。追加で伝えておいた些細な不具合は全て部品交換で対処してくれたので、Logic Board 交換の他にも Top Case Housing(トラックパッドを含むパームレスト部分)、Keyboard(!)、LCD Panel(!)、Front Display Bezel(液晶パネルの外側)、Bottom Case Housing(iBook ケース底部)が新品になって帰ってきた。作業中に見える範囲は全て新品同様、せっかくだから iBook ケース上面も交換してくれれば良いのにと思ったのは強欲過ぎ。新 MacBook 導入が見送られた事は残念でもあるが、新品同様になった iBook で心新たに再出発しましょう。
という事で、この機会に Mac OS X 10.5 Leopard と FileMaker Bento 2 をお布施購入。手配中の外付け HD が納品され次第フルバックアップ、最新 OS を新規インストール、作業データを戻した後の外付け HD は Time Capsule 用として使用する予定。年賀状制作もあるので、M+ FONTS の作業はもうしばらく再開できそうにありません。