校外学習 19 Oct 2007
先日、子どもたちが校外学習ということで、グループに分かれて地元の商店にお邪魔してきた。学校から帰ってくるなり息子 T は、
「ただいま、今日ぼくね、パンを作ってきたんだよ」
と、本当に嬉しそうに報告してくれた。訪問先のパン屋さんの計らいで子どもたちがパン粉をこね、成形し、それをオーブンに入れてくれたそうだ。子どもたちは次の訪問先に行かなくてはならないので、しばらくして焼き上がったパンは、パン屋さんが給食に間に合うように小学校まで届けてくれたらしい。続いて帰ってきた息子 S は、
「おとうさん、これ見て」
と、制服のポケットから大事そうに包みを取り出した。開けてみると、校章を焼き入れた瓦煎餅が入っていた。訪問先の和菓子屋さんが児童の人数分持たせてくれたらしい。焼き印が用意されているところを見ると、毎年、この授業のために作ってくれているのだと思う。
地元の人たちの、子どもたちに対する優しい思いが伝わってきて目頭が熱くなってきた。その気持ちに心の中で手を合わせて感謝した。
こんなところに書き残したところで誰に伝わる訳でもないが、記録しておかずにはいられなかった。