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icon 台風 22 号 一日目(10/09) 09 Oct 2004

朝からの雨で、予定されていた小学校と幼稚園の合同運動会は中止になりました。台風の様子を伺いながら、明日または明後日へと順延になるのですが、そんな事は知ったことではありません(いや、イケナイことなのですが、後日、幼稚園だけの運動会が予定されている)、 今日から 15 年来の友人であり、オフロードバイクとスキーの師匠であり、更に育児の先輩でもある F 部家と二泊三日の南熱海旅行に行ってきます。
11:30、F 部家のミニバンが到着。雨の降る中、うちのチャイルドシート 2 台を取り付けて出発します。うちは私、おくさん、子供(4 才 x2)の 4 人。F 部家は R さん(おくさん)と一人息子の S くん(6 才)の 2 人、M さん(ダンナさん)は仕事の都合で夕方に合流する予定です。お互いに子供が生まれてからは、なかなか以前の様にツーリングやスキーに出掛けることができなかったので、台風が来ようとも気にしないのです(出発前に見ていたニュースサイトで、「非常に強い台風」が上陸する恐れ、と書かれていたことをもう少々気にするべきだったかも知れませんが・・・)。うちの子供たちも S おにいちゃんに会えることが楽しみで、何日も前から自分たちの小さなリュックにおもちゃを詰め込んでいました。
時折強く降る雨も「ジャングル・クルーズ」気分で楽しみ(不謹慎です)、コンビニエンスストアで買ったお昼はんを食べ、「サンダーバード(お人形さんの方)」や「まんが日本昔ばなし」のビデオを見ながら(最近の車にはコンセントと AV 入力端子が用意されている!)、大した渋滞も無く 14:30 にホテルに到着。チェックイン後、そのまま各々の部屋に通してもらえました。
荷物を片付けてからうちの部屋に集まり、おやつを食べながら雑談などしていたら、海に面した窓の外がトンデモない事態になってきました。乱れ飛ぶ雨や木の葉に混じって千切れた枝や、トタン屋根(!)が宙を舞っています。遊びに夢中の子供たちにも無理矢理見せ、大自然のスペクタクルに眼を奪われていたところ、突然部屋の照明が切れてしまいました。停電です。
時間潰しに室内プール(子供たちが一番楽しみにしていた)やフィットネスコーナーを下見に行きました。子供たちが電気の切れたサイクルマシンなどで遊んでいると、浴衣姿のお年寄りグループが大風呂へと向かいます。「お年寄りは呑気だなあ」などと話していたのですが、後にその先見の明というか判断力に脱帽することとなります。部屋に戻って再び雑談、暴風雨は弱まってきましたが、日が暮れて部屋は少しずつ暗くなってきました。やがて仕事先の M さんから着信、電車が止まっていて今晩は動けないとの事。
ドアからノックの音、夕食の用意が出来たそうです。壊中電燈で階段を照らしながらダイニングルームに向かいます。テーブルに用意された蝋燭の明りで食べる夕食は、それなりの趣きがあって悪くはないのですが、料理を確認する度に蝋燭の元に近づけなくてはいけません。それよりもコックさんたちは、この蝋燭の下で料理をし、最後に全ての食器を手洗いしなくてはなりません。支配人さんがテーブルを回り、お詫びと状況の説明、明日の宿泊確認(できればキャンセルしてもらいたいのでしょう)などをしています。私たちは、慌てて他の宿を探しながら右往左往するよりも、不自由はあっても慣れたホテルでのんびりしたかったので、(迷惑にはなりますが)予定通りに連泊させていただくことにしました。
食事が終わって暗い部屋に戻っても、何もすることがありません。既に大風呂のお湯は冷めているでしょうし、照明もありません。そこで退屈気味の子供たちのために、いつも持ち歩いているノート PC でビデオクリップ(Thunderbirds、Starwars、Shrek2、Pixar 一連の映画など)のミニミニ上映会を 20:00 まで開催し、21:00 頃には寝てしまいました。

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